RAKSUL TechBlog

RAKSULグループのエンジニアが技術トピックを発信するブログです

ラクスルのインターンシップで見えた未来の自分

はじめに

ラクスル課題解決型インターンに参加させていただきました、若林です。本記事では、今回のインターンを振り返り、学んだことをまとめていきたいと思います。

どんなインターン?

「エンジニアとしての未来の自分」を体験し、サービス開発の楽しさ、難しさ、そして面白さを実感できた5日間でした。 今回のインターンでは、ラクスルが実際に直面している課題に取り組みました。

形式:就業型インターンシップ
実施時期:2024年9月9日~9月13日の5日間
実施方法:オンライン・オフラインの両方を取り入れたハイブリッド形式
待遇:100,000円/5日間

なぜ参加したか

私がラクスルのインターンシップに参加した理由は、大きく3つあります。

1. 課題発見から開発までの一連のエンジニアリングを体験したい

ラクスルのインターンに最も惹かれたのは、課題発見から開発、リリース、運用まで、一連のエンジニアリングの全工程を実際に体験できることです。学部3年生のとき、学園祭の実行委員としてモバイルアプリの開発に取り組み、紙媒体での広報活動において「リアルタイムの情報伝達が難しい」という課題を感じ、その解決のためにアプリを企画・開発しました。この経験を通じて、課題発見からリリース後の運用までを実践し、単にコードを書くのではなく、課題を解決するためのプロダクトを生み出すプロセスに大きなやりがいを感じました。 ラクスルは、ビジネス職との結びつきが強く、エンジニアが課題発見の段階から関与できる点が大きな魅力です。現実のビジネスの中でエンジニアがどのように課題を見つけ、解決に向けたプロダクトを作り上げるのか、その具体的な方法を体験し、自分のスキルをより実践的な形で磨きたいと考えました。

2. 歩みたい職種・キャリアについて自己理解を深めたい

二つ目は、エンジニアリング全体のプロセスを体験する中で、自分自身がどのような分野や役割に最もやりがいを感じるのかを深く理解したかったからです。私の目標は「ITの力で世界を変えること」なのですが、具体的にどのような職種やスキルを通じてそれを実現できるのか、まだ明確にはなっていませんでした。 これまでオペレーティングシステムを専門に学んできましたが、このインターンシップではその枠を超えて、Web系の技術やサービス開発にも挑戦し、より広い視野で自分にとって最適なキャリアパスを模索したいと考えました。

3.ラクスルでの働き方について具体的なイメージを掴みたい

三つめは、信頼する先輩がラクスルに入社したことで、興味を持ったからです。その環境を自分自身で体験し、ラクスルの働き方を直接体験することで、将来のキャリア選択に役立てたいと考えました。

何をしたか

担当テーマ

私たちのチームのテーマは「決済オペレーターの業務改善」でした。ラクスル請求書払いの決済オペレーションにおいて、オペレーターの方の負担を軽減するため、5人1チームで取り組みました。

ヒアリング

課題解決型インターンの面白さが特に発揮されたのは、この部分です。一般的なインターンでは、実習内容が事前に設定されていることが多いですが、ラクスルではインターン生が何に取り組むかというテーマ設定からスタートします。初日から課題特定のためのヒアリングを実施し、そこで見えた課題に対して、どのようなアプローチで解決していくかを検討しました。

開発

ヒアリング結果をもとに、オペレーターの作業負担を軽減するため、これまで手作業で行っていた「一括入金」と「消込」を自動化することに決まりました。これにより、実際のプロダクトのフロントエンドとバックエンドに手を加える作業が始まります。プログラミングの授業で学んだ内容とは異なり、実務で使用される大規模なコードに触れることになりますが、メンターが常に相談に乗ってくれるため、安心して作業に取り組むことができました。

成果発表会・振り返り会

インターンの最終日には、CEOやCTOも参加する成果発表会と振り返り会が行われました。各チームは、1週間の取り組み内容を3~4分程度でプレゼンテーションします。他チームの発表からも多くの刺激を受け、開発に対するモチベーションが高まりました。インターン全体を通して、フィードバックの機会が非常に多かったことは、とても嬉しいポイントでした。

学んだこと

5日間で学んだことは本当に多くありますが、その中でも特に大きかった2点について紹介させていただきます。

ラクスルについて

会社のカルチャーを肌で感じることができたのは、大きな学びでした。ラクスルの社員の方々は当事者意識を持ち、主体的に仕事に取り組んでいる方が多い印象を受けました。受け身の姿勢ではなく、自らの意思でラクスルに在籍している方ばかりだと感じました。

会社のフェーズについて

この夏に得た新たな学びの1つが、「成長段階」という会社選びの軸です。一般的には知名度の高い企業ほど就活生に人気がありますが、エンジニアとしてのスキルアップを考えた場合、必ずしも会社の規模が重要ではないことに気付きました。 初期段階では、利益に結びつけるためにまず「動く」コードを作ることが最優先されるため、品質や設計で一定の妥協が生まれる可能性があります。逆に、会社が大きくなりすぎると、主要な基盤はほとんど実装が終わっており、システムの枝葉にあたる細分化された部分の実装が主な仕事になると思います。このように考えたとき、基本的な実装が終わり共通基盤を作り上げていく成長段階に入っている企業は、エンジニアという視点ではとても貴重な経験ができるのではないかと感じました。ラクスルは、このような意味でも最適な規模の企業だと感じました。

おわりに

自分が想定していた以上に学びの多い1週間だったと感じています。ラクスルに興味がある方はもちろん、自分のバックグラウンドが異なるという理由で応募を躊躇している方にもぜひ参加をおすすめしたい内容です! メンバーやメンターの方々には特にお世話になりました。短い期間でしたが、本当にありがとうございました!!

ラクスルの課題解決型インターンに参加しました

はじめまして、筑波大学大学院で数学を専攻している酒井と申します。この度、ラクスルの5日間の課題解決型インターンに参加しました。この記事を読んでいる方の中には、インターン参加を迷っている方もいらっしゃるかもしれませんが、まずお伝えしたいのは「とにかく楽しかった!」ということです。

参加した理由

私は数学を専攻しており、エンジニアリングとは直接関係が薄い分野にいます。しかし、IT業界にキャリアチェンジを目指す中で、チームでの開発経験が必要だと感じ、インターンを探していた際にラクスルのインターンに出会いました。

参加を決めた理由は、以下の3点に魅力を感じたからです。

  1. 課題解決型で、実際の業務に近い体験ができること
  2. チーム開発の形式で、他のメンバーと協力しながら進められること
  3. ラクスルのビジョン「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」に共感したこと

インターンの概要

インターンは9月9日から13日までの5日間、毎日11:00から19:00まで行われました。最初の2日間はオンライン、残りの3日間はオフィスでの対面形式でした。参加者の希望に基づき、4つのテーマに分かれてチームが編成され、ラクスルが抱える課題に取り組む形式で進行しました。

インターンの流れは以下の通りです。

1日目: 開会式、チームビルディング、ヒアリング、環境構築
2日目: 開発開始
3日目: 自己紹介、オフィスツアー、メンターとのランチや2on1ミーティング、開発、懇親会
4日目: 開発、新卒社員との交流
5日目: 発表準備、成果発表、振り返り会

取り組んだ課題

私たちのチームは「決済オペレーターの業務改善」をテーマに取り組みました。決済オペレーターは、自動化されたフローでは対応できない部分を手作業で処理している部門です。ラクスルの事業拡大に伴い、その負担を軽減するためのプロダクトを開発に挑戦しました。 インターンの初日は、実際にオペレーターのリーダーにヒアリングを行い、銀行振替のプロセスに手作業が多く発生している問題を発見しました。これを解決するための改善案を考え、開発を進めました。

開発体験

開発にはRuby on Railsを使用しました。普段はPythonを使用しているため、Rubyの経験は少なく不安もありましたが、既存のシステムをうまく活用しながら実装を進めました。特に難しかったのは、デバッグ用データベースの整備です。大量にあるデータの一貫性を保ちながら処理することの難しさを学びました。

このインターンで得たもの

何よりも、ラクスルの社内の雰囲気に触れられたことが大きな収穫でした。社員の皆さんは穏やかで、論理的な思考を持つ方が多く、とても居心地が良い環境でした。また、オフィスはモダンで、自然を取り入れた快適な空間が広がっており、非常に快適な環境でした。出社した3日間は、毎日社員の方々と直接お話しする機会があり、懇親会では美味しいご飯やビールを楽しむことができました。 技術的にも多くの学びがありました。特にメンターとの対話が非常に有意義で、質問に対してすぐに答えを教えてもらうのではなく、自分で考え、成長できるようなアドバイスをたくさんいただきました。そのおかげで、自信を持って開発に取り組むことができ、貴重な経験を積むことができました。

最後に

5日間はあっという間で、忙しくも充実した時間でした。インターン生同士も多様なバックグラウンドを持つ魅力的なメンバーばかりで、新たな友人もできました。 もし、ラクスルのインターン参加を迷っている方がいれば、ぜひ一歩踏み出してみてください!きっと、とても良い経験になると思います。

Raksul Tech Internship 2024 体験記

はじめに

ラクスル株式会社の課題解決型インターンに参加させていただいた上田です。このブログでは、インターンでの活動内容や学び、感想をまとめています。参考にしていただければと思います!

インターン概要

内容:ラクスルのサービスにおいて実際に抱える課題に挑戦(4~5人チームで開発に取り組みます)
期間:2024/09/09(月) ~ 09/13(金) の5日間
時間:11:00 ~ 19:00(開始時間が遅めで、朝が弱い私にとっては嬉しかったです!)
形式:2日間オンライン、3日間対面のハイブリット形式(私は中部地方に住んでいるため、2日目の夜に東京へ移動しました)
待遇:100,000円/5日間、交通費・宿泊費支給(交通費や宿泊費だけでなく、給与まで出るのはとてもありがたかったです!)
場所:目黒駅から徒歩5分(開放的で緑がたくさんあり、素敵な空間でした!)
※ 募集ページ

なぜ参加したか

  • 実務に携われる点に魅力を感じた
  • 開発経験を積みたかった
  • ラクスルの職場の雰囲気や社員の方々の人柄を知りたかった

取り組み内容

テーマ:注文データから顧客ロイヤルティを可視化するプロジェクト
具体的には、「顧客の注文データをもとにロイヤルティを分析し、特定の顧客層に対する効果的なリテンション施策を提案するためのツール」の開発を行いました。

ラクスルのエンタープライズ事業部では、お客様にラクスルをより便利に使っていただくために日々活動しています。しかし、現在は多くのデータを収集しているものの、それらを十分に分析し、活用するに至っていません。今回は蓄積された各種データから、より効果的にラクスルをご利用いただくための提案に役立つ、ビジネスメンバーをラクにするツールの開発をテーマに取り組みました。

チームは、インターン生4名とメンター4名の構成で、実質的な開発期間は約3. 5日間でした。インターン生で議論・開発を進めながら、何かあればメンターに相談させていただくという形で進めていきました。

実際のデータを扱い、ビジネスメンバーへのヒアリングも実施する時間を設けていただき、実務に近い形で一連の流れを体験できたことは非常に貴重な経験となりました。

5日間のスケジュール

1日目:オンライン
  • 開会式
  • チームメンバーとの顔合わせとチームビルディング
  • 開発環境の設定などを含むチーム開発
  • 一日の振り返り

オンラインでの初日は、開会式を経て、チームメンバーと顔合わせとチームビルディングが行われました。メンターも参加し、自己紹介とワーキングアグリーメントを設定しました。その後、開発環境の設定などを行い、チーム開発がスタート。最後に、日々の進行について振り返りを行いました。

2日目:オンライン
  • ほぼ一日を通してチーム開発
  • 一日の振り返り
  • 東京への移動(宿泊が必要な参加者のみ)

2日目は、開発に集中し、移動も含めて18時までの活動でした。午後は開発に専念し、夜には東京へ移動しました(宿泊が必要な方のみ)。

3日目:対面
  • オリエンテーション(自己紹介、社内見学)
  • チームメンバーとランチ
  • 午後から開発
  • 3 on 1面談
  • 一日の振り返り
  • 懇親会

3日目は、オリエンテーションで自己紹介とオフィスを見学しました。全体的にとにかく開放的で、のびのびと働けそうだと感じました。昇降デスクによる立ち作業エリアやガラス張りの会議室、ソファや個室など、さまざまな働き方ができそうな空間で、とても魅力的でした。 昼食時にはメンターやチームメンバーと初対面し、弁当を食べながら交流を深めました。その後、午後からは開発に取り組む時間となり、チーム全員で集中して作業を行いました。 また、個別に行われた「3 on 1面談」では、メンターと約30分間お話しする機会がありました。メンターは非常に温かく、気軽に質問をすることができ、貴重なフィードバックを得ることができました。 そして、1日の振り返りを経て、夜は懇親会が開催されました。社員の方々とローテーションしながらお話しする機会があり、チームメンバー以外のインターン生とも交流することができ、とても楽しい時間を過ごしました。

4日目:対面
  • チーム開発
  • 新卒入社の先輩とのランチ
  • 再度チーム開発
  • 一日の振り返り

4日目は、ほとんどの時間をチーム開発に費やしました。また、2024年入社の新卒社員とピザランチを共にし、近い年齢の社員と気軽に話す機会がありました。その後も開発を続け、日々の進捗を振り返りました。

5日目:対面
  • チーム開発(午前まで)
  • お疲れ様ランチ(お寿司)
  • 成果発表会
  • お客様へのプレゼン
  • 個人振り返り、閉会式

最終日は、午後の成果発表会に向けて、午前中は開発に集中して取り組みました。資料の提出期限が迫っていたため、集中して作業を進めました。お昼には「お疲れ様チームランチ」があり、各チームにお寿司が提供されました!発表前の忙しさもあって、資料を作成しながら食事をしましたが、美味しいお寿司で少しリフレッシュできました。 午後からは「成果発表会」が行われ、各チームが3分間で成果物を発表しました。他のチームの内容に触れることがなかったため、さまざまな成果物を見てとても面白かったです。また、発表のクオリティの高さもさることながら、特に英語で発表しているチームには驚かされました! その後、実際にビジネスメンバー向けに成果物を直接プレゼンテーションしました。とても良い反応をいただき、作りっぱなしではなく、実際に使用する方に見てもらうことで、達成感ややりがいを実感することができました。 最後に「個人振り返り」と「閉会式」が行われ、インターン生一人ひとりが振り返りを行い、それに対してメンターがフィードバックをくださいました。自分へのフィードバックはもちろん、他の人へのフィードバックを聞くことも新鮮で、その中から得られる学びも多く、とても貴重な時間でした。

学んだこと

技術面

私は開発経験が豊富なわけではなく、技術面で不安を抱えていましたが、メンターやチームメンバーが非常に優しく、何でも気軽に相談できる環境が整っていたおかげで、しっかりと学びながら課題に取り組むことができました。その結果、BigQueryやStreamlitについて深く理解でき、担当した役割を果たせたことに大変満足しています。メンターやチームメンバーには心から感謝しています。

タイムマネジメント面

5日間という限られた期間でプロダクトを完成させるという点が難しかったですが、その中で開発期間やチームの技術力を考慮しつつ、スケジュールを立てて進める力がついたのではないかと感じています。(発表資料はギリギリになってしまいましたが…何とか形になって良かったです!)

働くイメージ

今回は実際のデータを使い、ヒアリングも複数回行いながらプロダクト開発に取り組みました。設計書を作成することはありませんでしたが、それでも非常に実務に近い形で開発の一連の流れを体験できたと感じています。利用する側のニーズや課題を引き出し、最終的にソリューションを提案する一連のプロセスを体験する中で、エンジニアとしてラクスルで働くイメージが鮮明になりました。そういった観点でも、大変貴重な経験をさせていただけたと感じています! 個人的に「良い」と感じたポイント

手厚いサポート

メンターがインターン生とほぼ同数ついてくださり、常に見守ってくださっていました。困ったときにはすぐに対応してくださり、大変助かりました。技術的なことから議論の進め方まで幅広くサポートいただきました。特に、若手社員からCTOまで、さまざまな立場の社員の方々がメンターとして関わってくださり、さまざまな視点からのアドバイスをいただけたことは非常に有意義でした。

ビジネスメンバーへのヒアリング

実際にプロダクトを利用する側に直接ヒアリングする機会があり、生の声を聞くことで得られるアイデアや欲しい機能が明確になり、開発の方向性を決める重要なプロセスとなりました。また、この経験が実際の業務におけるニーズ把握に役立つことを実感しました。

プロダクトの稼働イメージ

最終日には、実際に作成したプロダクトを社員にプレゼンする機会があり、「すごい!」「使いたい!」というフィードバックをいただけたことが大変嬉しく、やりがいを感じました。自分たちが作ったものが実際に利用される喜びや達成感を感じることができました。

待遇と責任感

この5日間は、交通費と宿泊費が支給され、さらに報酬もいただきました。忙しい時期にこれだけ手厚い待遇をしていただけたことは非常にありがたく感じています。また、報酬を得ることで「働いている」という実感と責任感を持ちながらインターンシップに取り組むことができました。(強制ではなく、個人的な感想です)

会社の雰囲気

ラクスルのオフィスは開放的で、緑がたくさんあり、とても広々とした空間でした。また、社員同士の仲が良く、部活動など業務外でもさまざまな活動をしている方が多いことが私的に非常に魅力的なポイントでした。私自身が5日間を通して楽しかったと思えたのも、社員の方々やチームメンバーの雰囲気が良かったおかげだと思っています!

おわりに

全体を通しての感想は「楽しかった!」です。開発経験が少ない中での参加でしたが、社員の方々やメンバーが非常に温かく、優しい方々ばかりで、初日から不安はすぐに解消されました。気軽に質問できる環境で、のびのびと開発に取り組むことができました。 技術面で不安を感じている方も、ぜひ参加してみてください!楽しく、数多くの学びを得られる貴重な5日間になること間違いなしです! 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ラクスルサマーインターン参加レポート

はじめに

ラクスルサマーインターンに参加した穂積です。本記事では、以下の内容についてお伝えします。

  • ラクスルサマーインターンシップとは
  • 参加して実際どうだったのか

インターン概要

【実施内容】実際のサービスの課題解決にチームで取り組む
【期間】5日間
【インターンの形式】ハイブリッド形式(最初の2日はオンライン、残りの3日は出社)

応募のきっかけ

就活サイトでスカウトをいただき、ラクスルを初めて知りました。人事の方との面談を通して、課題解決に対する考え方が自分と近い企業だと感じました。
例えば、RAKSULグループはノバセルという、テレビCMの効果を測定する事業を展開しています。ノバセルが生まれた背景には、テレビCMの効果がわかりづらいという課題を解決したいという想いがあると伺いました。この「自身が感じた課題を基にサービスを作る」という考え方が、私の価値観に非常に近いと感じ、インターン選考に進むことを決めました。

取り組んだ課題

私たちのチームは5名で構成され、具体的な課題は、ユーザーへのヒアリングをもとに自分たちで決定する形式でした。

まず、決済オペレーターの方に対して、現在の業務内容や不便に感じていることについてヒアリングを実施しました。その結果、①追加入金の処理と、②消込作業に時間がかかっていることが主な課題と分かりました。いずれも手作業で行われており、業務効率が低いという大きな問題がありました。

1. 追加入金の処理

外部決済代行業者から取得したCSVファイルをもとに、オペレーターが手作業で追加入金の登録を行っている。

2. 消込作業

追加入金の金額が正しいかどうかをオペレーターが1件ずつチェックし、処理している。

これらの煩雑な作業を解消することを目指して、5日間で「ラクスル請求書払い」における決済オペレーターの業務改善をテーマに開発を行いました。

自分の担当業務

主にバックエンド周りのタスクを担当し、CSVファイルから一括で追加入金登録や、請求書に紐づく企業名の取得機能を実装しました。

1. 追加入金の処理効率化

オペレーターが企業名や請求書情報を手作業で確認・入力していた部分を自動化することで、追加入金の登録プロセスを大幅に効率化しました。

2. 消込作業の効率化

自動で企業名が請求書に紐づけられる機能を活用し、入金かを一目で把握できるようにすることで、オペレーターの作業時間短縮とミスの防止に繋げました。

Ruby on Railsを使った開発で、Rubyに関してはほとんど初心者でしたが、5日間で少しずつRubyと仲良くなれた気がします。

インターン中に学んだこと

ヒアリングの大切さを痛感しました。ヒアリングを通して、ユーザの抱える課題に対する解像度が上がり、本当に必要とされるものの開発に取り組めました。

エンジニアには、単に技術的な問題を解決するだけではなく、ユーザのニーズを理解し、それに応える製品やサービスを開発する役割があります。ユーザ視点に立って物事を考え、それを実現する技術力が求められるのだと感じました。

また、チーム開発においては、お互いの状況を共有し、協力して進めることの大切さを学びました。リモートでの開発初期は、コミュニケーションが取りづらく、進捗の共有が難しい面がありました。しかし、対面になってからは、よりスムーズな情報共有ができるようになり、開発スピードも上がりました。お互いを尊重し、助け合いながら取り組むことで、より良い成果を出すことができました。

会社や社員の印象

世の中の課題解決に本気で取り組んでいるという熱量を感じました。本当にユーザーに喜ばれるサービスづくりをしている印象を持ちました。 ラクスルが単なる利益追求ではなく、社会課題の解決に真摯に取り組む企業であるのだと感じました。 また、社員の方は穏やかな方が多いと思います。優しく接していただき、心地よくインターンを過ごすことができました。

最後に

5日間という短い期間でしたが、ラクスルについての理解が深まり、将来エンジニアとして働くイメージがより明確になったインターンでした。 実際の課題解決のプロセスを体験できたのは、非常に貴重な経験でした。 改めて5日間一緒に駆け抜けてくれたメンバー及びメンターの皆さんにdeep感謝です! ラクスルのサマーインターンに参加を迷っている方がいたら、ぜひ応募してみてください!

ラクスル課題解決型インターンシップ体験記

はじめに

インターンに参加した、浅野と申します。 今回のインターンで体験した内容やラクスルの雰囲気、そしてその魅力を少しでもお伝えできればと思います。

インターン概要

インターンの内容は、ラクスルが実際に抱えている課題を解決に取り組み、その成果をプレゼンするというものです。 実施期間は5日間、2024/09/09(月)〜2023/09/13(金)までの11:00〜19:00でした。11時開始だったため、朝の弱いエンジニアに優しかったです。

また、5日間のうち、前半2日間はリモート、後半3日間は出社でした。 ラクスルのエンジニアの方々が実際に実施しているリモートと出社を組み合わせた働き方が体験できました。出社時には開発だけでなく、懇親会や写真撮影など、楽しいイベントも充実していました。

私たちの開発について

開発テーマ

私たちのチームでは、ラクスルの事業の一つである「CUSTA」において、商品説明の手入力に莫大な時間がかかっているという課題に取り組みました。この問題を解決するために、今注目されている大規模言語モデル(LLM)を活用し、商品説明を自動生成する仕組みを開発しました。

開発の進め方

1日目

チームビルディングを行い、各自の担当領域やチーム全体の目指す方向性について話し合いました。この段階ではまだ具体的な解像度は低かったものの、全員で意見を出し合うこと自体が非常に有意義でした。また、環境構築が思った以上に大変で、この日の作業はほとんどそれに費やされました。

2日目

本格的に実装を進めたいところでしたが、引き続き環境構築に取り組むことになりました。オンライン環境下での作業だったため、画面を共有しながらチーム全員で助け合い、なんとか進めていきました。

3日目

この日から実装を開始しました。私はプロンプトエンジニアリングを担当しました。チーム内の技術スタックや興味に基づいて役割分担を行いました。英語でプロンプトを書く経験が少なく、苦労する場面もありましたが、午後にはCUSTAのスタッフにインタビューを行い、そのフィードバックをすぐに反映する貴重な体験ができました。

4日目

3日目のインタビューをもとに改良を加えたプロダクトを再びCUSTAのスタッフに見てもらい、フィードバックをもとにさらなる改善を行い、プロダクトに反映させた成果を披露することができました。

5日目

最終発表会が行われました。CUSTAのスタッフはグローバルメンバーで構成されているため、発表は英語で行いました。プレゼンの後、CTOの方から英語で質問があり、私たちも英語で応答するという形で進行しました。英語でダイレクトにコミュニケーションを取る経験ができたことは、とても貴重でした。 また、4人の分担を明確にしながら適宜作業を進めながらも、「他の人の仕事だから」と放置せず、全員が協力しあって助け合える環境でした。

成果物の概要

今回の開発では、外国のユーザーが使うことを想定し、インタビューで得たフィードバックをすぐに反映させることを重視しました。
技術的な工夫としては以下のポイントに注力しました。

  • 多言語対応
  • ユーザーインターフェース(UI)の工夫
  • キーワード入力欄の設置
  • 自動生成された商品説明を3通り提示し、ユーザーが選択できるようにする

全体の感想

ラクスル社内の雰囲気が良すぎてびっくりしました。オフィスは綺麗で、遊び心があり、仕事が捗る環境でした。 また、チームメンバーの雰囲気も、メンターの方々も最高でした。遠方の方もいらっしゃいますが、またみんなで集まりたいです。

おわりに

今回のインターンは、「ラクスルで働くとはどういうことか」を体験できるまたとない機会でした。 チームメンバー、メンター、そしてラクスルの皆さん、本当にありがとうございました! 興味を持たれた方は、ぜひインターンに応募してみてください!