はじめに
ラクスル課題解決型インターンに参加させていただきました、若林です。本記事では、今回のインターンを振り返り、学んだことをまとめていきたいと思います。
どんなインターン?
「エンジニアとしての未来の自分」を体験し、サービス開発の楽しさ、難しさ、そして面白さを実感できた5日間でした。 今回のインターンでは、ラクスルが実際に直面している課題に取り組みました。
形式:就業型インターンシップ
実施時期:2024年9月9日~9月13日の5日間
実施方法:オンライン・オフラインの両方を取り入れたハイブリッド形式
待遇:100,000円/5日間
なぜ参加したか
私がラクスルのインターンシップに参加した理由は、大きく3つあります。
1. 課題発見から開発までの一連のエンジニアリングを体験したい
ラクスルのインターンに最も惹かれたのは、課題発見から開発、リリース、運用まで、一連のエンジニアリングの全工程を実際に体験できることです。学部3年生のとき、学園祭の実行委員としてモバイルアプリの開発に取り組み、紙媒体での広報活動において「リアルタイムの情報伝達が難しい」という課題を感じ、その解決のためにアプリを企画・開発しました。この経験を通じて、課題発見からリリース後の運用までを実践し、単にコードを書くのではなく、課題を解決するためのプロダクトを生み出すプロセスに大きなやりがいを感じました。 ラクスルは、ビジネス職との結びつきが強く、エンジニアが課題発見の段階から関与できる点が大きな魅力です。現実のビジネスの中でエンジニアがどのように課題を見つけ、解決に向けたプロダクトを作り上げるのか、その具体的な方法を体験し、自分のスキルをより実践的な形で磨きたいと考えました。
2. 歩みたい職種・キャリアについて自己理解を深めたい
二つ目は、エンジニアリング全体のプロセスを体験する中で、自分自身がどのような分野や役割に最もやりがいを感じるのかを深く理解したかったからです。私の目標は「ITの力で世界を変えること」なのですが、具体的にどのような職種やスキルを通じてそれを実現できるのか、まだ明確にはなっていませんでした。 これまでオペレーティングシステムを専門に学んできましたが、このインターンシップではその枠を超えて、Web系の技術やサービス開発にも挑戦し、より広い視野で自分にとって最適なキャリアパスを模索したいと考えました。
3.ラクスルでの働き方について具体的なイメージを掴みたい
三つめは、信頼する先輩がラクスルに入社したことで、興味を持ったからです。その環境を自分自身で体験し、ラクスルの働き方を直接体験することで、将来のキャリア選択に役立てたいと考えました。
何をしたか
担当テーマ
私たちのチームのテーマは「決済オペレーターの業務改善」でした。ラクスル請求書払いの決済オペレーションにおいて、オペレーターの方の負担を軽減するため、5人1チームで取り組みました。
ヒアリング
課題解決型インターンの面白さが特に発揮されたのは、この部分です。一般的なインターンでは、実習内容が事前に設定されていることが多いですが、ラクスルではインターン生が何に取り組むかというテーマ設定からスタートします。初日から課題特定のためのヒアリングを実施し、そこで見えた課題に対して、どのようなアプローチで解決していくかを検討しました。
開発
ヒアリング結果をもとに、オペレーターの作業負担を軽減するため、これまで手作業で行っていた「一括入金」と「消込」を自動化することに決まりました。これにより、実際のプロダクトのフロントエンドとバックエンドに手を加える作業が始まります。プログラミングの授業で学んだ内容とは異なり、実務で使用される大規模なコードに触れることになりますが、メンターが常に相談に乗ってくれるため、安心して作業に取り組むことができました。
成果発表会・振り返り会
インターンの最終日には、CEOやCTOも参加する成果発表会と振り返り会が行われました。各チームは、1週間の取り組み内容を3~4分程度でプレゼンテーションします。他チームの発表からも多くの刺激を受け、開発に対するモチベーションが高まりました。インターン全体を通して、フィードバックの機会が非常に多かったことは、とても嬉しいポイントでした。
学んだこと
5日間で学んだことは本当に多くありますが、その中でも特に大きかった2点について紹介させていただきます。
ラクスルについて
会社のカルチャーを肌で感じることができたのは、大きな学びでした。ラクスルの社員の方々は当事者意識を持ち、主体的に仕事に取り組んでいる方が多い印象を受けました。受け身の姿勢ではなく、自らの意思でラクスルに在籍している方ばかりだと感じました。
会社のフェーズについて
この夏に得た新たな学びの1つが、「成長段階」という会社選びの軸です。一般的には知名度の高い企業ほど就活生に人気がありますが、エンジニアとしてのスキルアップを考えた場合、必ずしも会社の規模が重要ではないことに気付きました。 初期段階では、利益に結びつけるためにまず「動く」コードを作ることが最優先されるため、品質や設計で一定の妥協が生まれる可能性があります。逆に、会社が大きくなりすぎると、主要な基盤はほとんど実装が終わっており、システムの枝葉にあたる細分化された部分の実装が主な仕事になると思います。このように考えたとき、基本的な実装が終わり共通基盤を作り上げていく成長段階に入っている企業は、エンジニアという視点ではとても貴重な経験ができるのではないかと感じました。ラクスルは、このような意味でも最適な規模の企業だと感じました。
おわりに
自分が想定していた以上に学びの多い1週間だったと感じています。ラクスルに興味がある方はもちろん、自分のバックグラウンドが異なるという理由で応募を躊躇している方にもぜひ参加をおすすめしたい内容です! メンバーやメンターの方々には特にお世話になりました。短い期間でしたが、本当にありがとうございました!!