はじめに
こんにちは。ハコベルのエンジニア竹馬です。
前回の記事でもお伝えしていたHack Week 2020をオンラインで開催しました!
ラクスル初のオンラインイベントの模様をレポートします。
開催概要とテーマ
1回目、2回目と続いてきたHack Weekですが、今回も基本的な開催概要は変えていません。
- 参加者はエンジニア、プロダクトマネージャー、デザイナーとする
- ハッカソンの期間は1週間とし、期間中はハッカソン100%コミット、普段の開発業務はやらない(※ ただし緊急対応系は最優先で)
- チーム制とする
- 最終日に各チームは成果発表する
- ラクスルの事業、ステークホルダーに関わることであれば何に取り組んでも良い
そして今回のテーマは、、、
Our Technology Our Future ~ ニューノーマル時代のラクスルをつくる ~
新型コロナウィルスの流行が始まり、全社フルリモートに移行している中にあっても、
自粛で娯楽もままならない中、いまこういう時期だからこそ、みんながワクワクできる機会を作りたい。
そんな思いで、今年はオンラインでの開催へと踏み切りました。
開催までのとりくみ
開催までのスケジュールはこんな感じです。
- 7月テーマ募集
- 8月チームビルディング
- 9月 Hack Week 2020
その他にも、ノベルティとしてマスクやトートバックを作成したり、
参加者でカウントダウンを行うなど、
リモート開催でもワクワクできる仕掛けを行いました。
本番
初日キックオフイベントを行っていよいよスタート。 今回は9/8(火) - 9/11(金)の4日間で開催しました。 そしてHack Week 2020の参加チームはなんと総勢 21チーム!
チームで出社する日を決めてディスカッションしたりペアプロしたりするチームもあれば、
フルリモートでやりきるチームもいたりと、思い思いのスタイルで開発を進めていました。
ベトナムからは今回3チームが参加。
発表
今回は事前に各チーム3分のプレゼン動画を提出してもらい、それをメインMCの荒井、コメンテーターの泉が紹介しながら進めていく番組のようなスタイルで行いました。
オンライン会議ツールはGoogle Meetを使用しました。
また入力されたコメントが右から左へ流れていくCommentScreenというツールを利用することで、リアルタイムのお祭り感と一体感を演出できました。
今回もARやGraphQL、Google Cloud Vision APIなどの技術的チャレンジに加え、 コミュニケーションに関するプロダクトが複数出てきたのも印象的でした。
そして今回、発表をオンライン開催したことで、Hack Week参加者以外のメンバーも多く参加していたことも印象的でした。普段参加できない人もオンラインでなら参加できる、オンライン開催の醍醐味ですね。
投票&表彰式
今回も前回と同様Google Formを利用し、気に入ったチームを2つ選んでもらいました。 受賞したチームと投票者のコメントを3チームほどご紹介します。
まず1位に輝いたのは、ネット印刷ならではの「困った」をまさに技術の力で解決してみせた、「ミテミル」チームです!
チームメンバーは菅野、安積、丸山、根来の4人。
「3DモデリングやWebXRは個人的にも興味ある技術で、自分達のビジネスにも活かせられるって所がとても素晴らしかった!」 「顧客のペインを解像度高く理解し、ダイレクトに効く解決策をぶちこんできた感じ。クオリティも高く、すぐにでも商品化できそうな気配を感じた。」 などなど、話題の技術 × 解像度の高い課題設定と解決策、というところが多くの人に刺さったようです。
CTO賞には、フルリモートでのコミュニケーションの問題を解決するプロダクト「KIGARU」を作った、
中森、姜、糸数、岸野、竹末の5人のチームでした。
「ニューノーマル時代にふさわしいプロダクトで技術的にもチャレンジしていると思いました!ゲームフィケーションまで取り入れちゃう凝り方と作りたいもの作るって姿勢が素敵です!」 「デザインが親しみやすく、日々使っていけるようなアイディアまで考えられているのが良かった」というコメントが寄せられました。 今あるサービスに対してみんなが感じている課題感を技術で解決し、使ってみたい!と思わせる素晴らしいプロダクトでした。
そしてCEO賞はラクスルスタイル(System/Reality/Cooperation)のうち「Reality」と「Cooperation」にちなんで2チーム選出されました。
まず「Reality」で選出されたのは、高い解像度(Reality)を持って課題を解決できるツールを作った、古谷、戸辺、笹子、松本の4人のチームでした。
「圧倒的なビジネスインパクト、業界の商習慣・あり方をテクノロジーで変えるポテンシャルがある」 「テレビCMの業界でもっとも頭の痛いところを、テクノロジーの力で解決しようとしているところが評価ポイントです。」 など、まさに業界に対しての高い解像度を持ってテクノロジーで解決する、というところがラクスルらしいですね。
そしてもう一つ「Cooperation」で選出されたのは、withコロナ時代のコミュニケーション補助ツールとして社内ポッドキャスト「てくする.fm」を作った、二串、荒井の2人のチームです。
「社内コミュニケーションも増やせるし、社内にどんな人がいるかわかって良いと思ったので。テックに限らず人を呼んでもいいかも。」
「今後もぜひ続けてほしいと思ったという観点で投票します。社内で続けてほしいのはもちろんですが、ノウハウを生かして社外にも発信できたら良いなと思いました。」
リモートワークになり、人とのつながりが希薄化していく不安を抱えたwithコロナ時代にあって、人と人をつなぐポッドキャストはぜひ今後も続けてほしいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
開催後のアンケートでは「音質が悪かった」「音声が不安定だった」などの意見をいただき、配信方法にはまだまだ改善の余地がありそうです。
一方で、運営メンバーで行った振り返りでも「各チームの成果物と発表のクオリティがめちゃくちゃ高い」との意見が出ていましたが、受賞チーム以外にもこのブログではお伝えしきれないほど、本当にすてきなプロダクトがたくさんありました。
今後このブログで各プロダクトの記事が公開されると思うので、そちらもぜひお楽しみに。
以上HackWeek2020 オンライン開催レポートでした。