RAKSUL TechBlog

ラクスルグループのエンジニアが技術トピックを発信するブログです

PMとベトナムチームの開発体制のご紹介!

はじめに

こんにちは!ラクスルの印刷事業部でPMをしています。
ラクスルアドベントカレンダー16日目を担当します。

本題に入る前に、まずは自己紹介です。
私はラクスルが2社目で、前職はERPシステムを提供する企業でエンジニアをしており、要件定義・実装・保守運用などに携わっておりました。
ラクスルに入社したタイミングで、エンジニアからPMと職種が変わり、最初はチラシや名刺など主に紙の印刷物を取り扱っているプロダクトのPMとして前任者に伴走していただきながら1人前のPMになるべく業務をしておりました。
その後はトートバッグやタオルなど紙以外のモノを取り扱うラクスルノベルティ、次に作業着やコックコートなど企業の方が業務で使用する衣類を取り扱うアパレル・ユニフォームに携わってきました。

ラクスルの印刷事業部はフェーズが異なる事業が複数存在する点が非常に魅力的だと思っております。

ラクスル価値創造レポート2022 P.20


そんなラクスルで働くPM業務の一部をノベルティ事業部を事例としてお伝えしたいと思います。

 

ラクスルノベルティのご紹介

まずはラクスルノベルティの説明を簡単にさせてください。
ラクスルはチラシや名刺など紙の印刷物をメインに取り扱っていましたが、以下の考えにもとづき事業拡張をしております。

ラクスル価値創造レポート2022 P.25

ラクスルノベルティは上記の図の中で左側に位置しており、2019年にリリースをしました。
リリース以来順調に成長を続け、今ではたくさんのお客様がトートバッグやタオル、ボールペンなどモノの印刷物を求めてくださいます。
そんなラクスルノベルティ事業のプロダクトはベトナムのエンジニアが開発をしています。
2020年にベトナム法人を設立し、ワンチームで開発をしています。
リリース当初は日本人エンジニアも開発しておりましたが、数年前から全員ベトナム支社のエンジニアになっております。

ラクスルの印刷事業部でPM採用をする中で何度か質問があったので、ベトナムのエンジニアとの開発体制についてお伝えしようと思います。
ベトナムの開発チームと働くPMの雰囲気が伝われば幸いです。
(ラクスル全体での決まりではなく、あくまでノベルティ事業部のプロダクト開発に関わるチームの事例になります)

開発体制のご紹介

[役割分担]

プロダクトのロードマップや要件定義は主に日本側で行っており、それをこれから記載するMTGで共有しています。
共有したロードマップや要件を元にしてリリースするまではベトナムのエンジニアやPMがメインになるので、バトンタッチをするイメージです。
実装前の開発タスクへの落とし込みや実装中の進捗管理、実装後の受け入れ(= テスト)も主にベトナムのエンジニアやPMが行っています。
無事にリリースができたら渡したバトンが再び返ってくるイメージで、リリースしたプロダクトによってどんなアウトカムがうまれたのかを主に日本側で検証/測定しています。


[コミュニケーション方法]

ベトナム側に日本語を話せるPMがいるので、大枠はベトナムのPMに伝えています。
頻度はそれほど多くはないですが、プロダクトや事業の現状共有やプレゼンを英語ですることもあります。
またSlackでは仕様やリリース内容について英語でコミュニケーションを取っています。
ベトナムのエンジニア同士でのコミュニケーションはベトナム語でも行うため、開発用のSlackチャンネルでは、日本語・英語・ベトナム語と3ヶ国語でやりとりがされています。

初めはコミュニケーションのミスで、認識の齟齬が発生することもありましたが、一定フローが固まってくるとそのようなことはほぼなくなりました。
より開発工数が少なくて済む仕様や顧客価値につながる仕様の提案をしてくれるなど、技術力以外の面でも積極的に関わっています。
その他以下に記載の定期MTG以外にも、仕様の確認をしたいなどはGoogle meetでクイックに会話するなど気軽にコミュニケーションをとっています。


[MTG]

ラクスル全体では厳格な決まりはなく、ノベルティ事業部に関わるPMとエンジニアが行っている事例になります。ノベルティ事業部ではスクラム開発をしており、金曜始まりで木曜終わりの1週間スプリントにしています。

  • デイリー スクラム(Daily Scrum)では、日々の開発の進捗や開発以外のタスクについてベトナム側のPMと認識を合わせています。
  • リリース内容の共有(≒スプリント レビュー(Sprint Review))を火曜日に行っています。リリースする機能を各ステークホルダーに共有して問題がないかを確認しています。
  • プロダクト バックログ リファインメント(Product Backlog Refinement)は水曜日に行っています。ロードマップの確認、直近の開発進捗の確認、開発の優先順位の見直し、PRDの内容の共有やレビューなど開発に関する様々なコミュニケーションをとるMTGにしています。細かい仕様のやりとりについてはSlackでも行いますが、主な開発関連の話はこのMTGで行うようにしています。
  • スプリント プランニング(Sprint Planning)は木曜日にベトナム側のみで行っていて、次スプリントの開発計画を立てています。
  • スプリント レトロスペクティブ(Sprint Retrospective)はベトナム側と日本側で分けて実施していて、日本側では金曜日に主にコミュニケーションのための時間として使っています。

まとめ

この記事を通して、少しでもベトナムのエンジニアと働くPMのリアルな姿を知っていただけたら嬉しいです!
ラクスルではPMの採用をしています。より詳細を知りたいという方がいましたら、ぜひ以下のリンクからご連絡ください!

あとがき

この記事を読んでラクスルに少しでも興味を持っていただいた方に向けて(勝手に)TO DOリストを用意しました。

▼すぐにラクスルに応募したい方
・レジュメをアップデートする
応募する

▼転職を検討するタイミングで応募したい方
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 ご希望のポジションで募集を開始する際に採用担当からご連絡いたします
・レジュメをアップデートしておく

みなさまのアクションをお待ちしています!