RAKSUL TechBlog

ラクスルグループのエンジニアが技術トピックを発信するブログです

ラクスルのインターン体験!ハッカソン型と課題解決型、どちらを選ぶべきか?

修士1年生の平尾です。情報セキュリティを専攻しています。 今回、ラクスルの課題解決型インターンに参加してきました。これまでラクスルでは、ハッカソン型のインターンのみを実施していたため、課題解決型の実務に近いインターンは今年が初の試みになります。「ラクスルのインターンに行きたい!”ハッカソン型””課題解決型”があるけどどっちにしよう?」と迷っている方などに届くと嬉しいです!

目次

課題解決型インターンって?

今年は、前述の通り”ハッカソン型””課題解決型”の2つのコースでインターンの募集がされていました。前者は8/21〜25、後者は9/11〜15の各5日間で開催されました。待遇は双方とも100,000円/5日間の交通費・宿泊費支給で、対面実施の際にはお昼ご飯まで提供してくださいました。ハッカソン型インターンはテーマの自由度が広く、最新の技術を試して新しいシステムを作るなど普段の業務にすぐに使うことがなくとも中長期的な視野で技術的チャレンジをするテーマに取り組めるものです。一方今年から実施された課題解決型インターンは、業務で出てきた課題をインターン生がチームになって開発をすることで解決する、といったより実務に近い経験を積むことができる内容でした。今回私はどちらを志望するか考えた上で、ラクスルの社風や「課題解決」といった理念をより身近に体験できるインターンに取り組みたいと考え、課題解決型のインターンを選びました。

開発チームについて

今回はそれぞれフロントエンドチームバックエンドチームデータ活用チームの3種類のチームに分かれ、合計5チームでの開発でした。1チームは約3〜4人のインターン生、1人のメンターで構成されています。私はバックエンドチームとして参加し、チームは計5人でした。私自身今年の3月からモバイルアプリ開発のアルバイトをしているのですが、周りのインターン生の方々はその期間以上に開発経験がある方ばかりでとても恐縮でした。インターンの選考時に、「制限時間こそ決められていないが、精度や整った設計や可読性を求められるコーディング試験」が課されたからこその、技術力が高いメンバーだったのかなと思います。余談ですが、インターンの正式なオファーを受けた際にコーディング試験のフィードバックを頂けたため、かなり自身のコードを見直す参考になりました。インターン選考を受ける方は仕様を満たすことができたからとすぐに出すのではなく、せっかくフィードバックをいただけるので、「妥協せず全力を出しきった」「これが一番綺麗だ」と思えるコードを出すのが良いと思います(あまり選考時に妥協する人はいないと思いますが...)。もちろん選考期間にインターンの枠が埋まってしまう可能性もあるので、参考程度に頭の片隅に置いていただけると嬉しいです。

使用技術

実務課題に取り組んだ関係上、開発テーマについて具体的な話は書けないですが、使用技術については言及が可能なので、「どういう技術に触れられるか」が気になっている方に向けて書かせていただきます。 使用した技術は以下の6つです(直接的にテーマ推測が出来るものについては省略)

  • AWS Lambda
  • Amazon EventBridge
  • Amazon ECR
  • Amazon S3
  • Snowflake
  • OpenAI

特にAWSに関してかなり自由な権限が与えられ、「実装したいけど権限周りで申請などに時間がかかる」ことはほぼありませんでした。そのためインターン期間が5日と短い中でかなり有難く、のびのびと実装を進めることが出来ました。また、ラクスルはクラウドベースのデータ活用に際してSnowflakeを使用しています。私自身Snowflakeに触るのは初めてで、近年注目されているサービスを自由に使用できるのは良い経験になりました。ちなみに去年ラクスルでは、Snowflakeの社内勉強会も開催されていたらしいです。 インターン期間中は社内のリポジトリやNotion、Slackを自由に見ることが出来たため、過去の実装事例を参考にしたり設計図ややり取りを元にヒントを得たりと、実務により近い経験が出来たのでは無いかと思います。

苦労したことや工夫点

AWSに触るのはほぼ初めてだったので、まずは仕様書を読む段階から苦労しました。読めていたつもりでも上手く動かなかったり、環境依存のバグが発生したり......。そのたびにメンターの方への質問を繰り返すことで、段々詰まることが減り、作業の効率が上がるのを感じました。 私たちのチームでは「10分ルール」というWorking Agreementを設定しており、10分悩んでもわからなかったことは周りの方やメンターに即相談するようにしていました。そのおかげで、「1人だけ詰まっている疎外感」を感じることがなく、チームとして楽しく開発をすることができました。また、毎朝詳細な設計や優先順位について1時間チームのみんなで話し合ったおかけで、かなり工数のかかる開発テーマの中、無事にやり遂げることができたのでは無いかと思います。

業務外の話

開発テーマに触れられない関係上、写真とかを貼ることができず少し寂しいので美味しかったお昼ご飯や素敵なオフィスの写真を貼ります。

最終日に1チームに1プレートいただいたつきじ海賓のお寿司

この世の全ての美味しさを凝縮したお味でした。最終発表前だったので本当に原動力になりました。ありがとうございます。

ラクスルのオフィス

天井がとにかく高い。ミーティングルーム上に本物の木が植えてあり、オフィスとは思えないほど広々とした環境でチーム開発をすることができました。一般的なオフィスのような部屋ももちろんあり、適宜集中できる自分にあった場所をえらぶことができます。 また、無料のウォーターサーバーが設置されてあり、ノベルティでラクスルロゴの水筒をプレゼントしていただいたこともあり、かなりお世話になりました。他にも社内に珈琲を100円で1杯飲むことが出来るサーバーがあったり、オフィスグリコが設置されていたりと、かなり働きやすい環境だなぁと感じました。

感想

今回はラクスルの課題解決型インターンに参加させていただきました。インターンの業務を通して、ラクスルの実務のイメージがかなり明確に掴めたのではないか、と思います。また、情報セキュリティを専攻していることもあり、その関係の方ともお話させていただく機会をいただき、かなりモチベーションになりました。「技術スキルを伸ばしたい」「ラクスルが何をしているか知りたい」の双方を叶えることができる、とても良いインターンだったと思います。「ハッカソン型と課題解決型、どちらにしよう?」と悩んでいる方の一助になると有難いです。読んでいただきありがとうございました!