RAKSUL TechBlog

ラクスルグループのエンジニアが技術トピックを発信するブログです

ラクスル株式会社のインターンに参加しました

はじめに

先日ラクスルのインターンに参加した、藤堂と申します。 参加体験記を書きますので、ラクスルで実際に働いてみた雰囲気が伝われば幸いです。

インターン概要

内容は、ラクスルの事業で実際に抱えている課題を解決するため、プロダクトを作り、プレゼンするというものです。 実施期間は5日間、2023/09/11(月)〜2023/09/15(金)の11:00〜19:00でした。朝弱い私に嬉しい11時始業。

また、5日間のうち、前半2日間はリモート、後半3日間は出社でした。 ラクスルでは週1出社が多いとのことで、リモートも織り交ぜた実際の働き方が体験できる形になっていました。

私たちの開発について

何のために、何を作るのか

ラクスルの事業の一つである「ノバセル」で、Webの統計データを自社に蓄積したいという思いがありました。 その解決の第一歩として、顧客のWebサイトに埋め込むだけでPV数を計測できる、JSタグとそのシステムを作成することになりました。

どう進めたか

自己紹介などチームビルディングを行い、私がリーダーとして進めていく形になりました。 初日はどう実装していくか、1日かけて話し合いました。 個々人の技術スタックがバラバラな中で、何を根拠にどの技術を選ぶのか、まとめていくのが大変でした。 最終的に、全員若干は経験があって実装コストが低そうなPythonを主軸に、フレームワークなどを選定していきました。

2日目からは実装を進めました。使用技術のイメージは共有できていましたが、チームメンバーそれぞれ未経験の領域も多かったので、適宜ドキュメントやチュートリアルを触って進めていました。 なお、私たちのチームでは具体的な分担を決めることは少なかったと思います。4人それぞれ、やりたいこととやる必要のあることでバランスをとって、自然と仕事やチームが分かれていったのが印象に残っています。 むしろ、分担を明確にしなかったおかげで、「他の人の仕事だから」と放置せず、全員が共有しあって助け合える環境でした。

1〜2日目はリモートで、相手の顔が見えない中でしたが、チームメンバーが積極的で、特に苦労は感じませんでした。バーチャルオフィスツールのGather Townを使っているのもあり、他のチームを覗いたり、たまたま同じインターンに参加した知り合いに絡んだり、チームメンバーはゴーカートレースしてたりと、オンラインの良さがあって面白かったです。

3〜5日目は対面で、やっぱりディスカッションは顔が見えたほうがやりやすいと思いました。リモートで仲良くなった後に初対面だったので、謎に緊張して新鮮な体験でした。

実際にできたものの概要

大きく分けて、自動計測システムと、管理者向けPV数確認サイトの2つができました。 自動計測システムでは、Webページを訪問するとJavascriptが実行され、PV情報をLambda上のFastAPIに送り、DynamoDBに保存します。 管理者サイトでは、EC2上のDjangoがDynamoDBから情報取得し、Chart.jsでグラフ形式で表示します。 また、追加要件として、PV以外のイベント(例えばボタンクリックなど)も計測できるようにしました。

工夫したところ

チームメンバーのおかげで、技術的にも、プロダクト的にも、色々な工夫を加えられました。

  • 適したフレームワークの選定
  • 計測したいイベントをカスタマイズ
  • 複数サイトを一括管理
  • CSVダウンロード

などなど。

リーダーとしての学び

リーダーとして開発したのは初めてでした。マネジメント職種はこれまでイメージが湧かなかったのですが、今回のインターンで、大変さも面白さも凝縮して体験できたと思います。

大変だったことは、チーム全体を見渡しつつ個々の技術もキャッチアップしなければならなかったことです。全体最適に寄りすぎて個別技術がナニモワカランときが多々あり、私が手を動かすタイミングでよく困りました。

逆に面白かったことは、たった一度方針を決めただけで、私が何もせずともプロダクトができていったことです。チームメンバー一人ひとりが強みを発揮しながら、みんなで同じ方を向いて開発していました。もちろん、ひとえにチームメンバーのおかげでしかないです。ただ、その作られていく過程を見ていて、「これがマネジメントのやりがいなのかも」と思いました。

全体の感想

まず、ラクスル社内の雰囲気が良すぎて驚きました。toBでかっこいいビジョンを掲げているだけあって、キビキビ仕事しているイメージでしたが、実際には立ち話で気軽に交流したり、ソファでお茶していたり、ゆったりとした人間関係で自由に仕事ができる環境だと感じました。

しかも、チームメンバーの雰囲気も最高でした。初日から雑談ができるような関係になり、開発フェーズでも積極的に声を掛け合っていました。遠方の方もいましたが、できればまた集まりたいです。 また、他のチームの方もレベルの高い人が多く、非常に刺激になりました。

おわりに

今回のインターンは、「ラクスルで働くとはどういうことか」を体験できるまたとない機会でした。 チームメンバーのみなさん、メンターさん、ラクスルの皆さん、本当にありがとうございました!

ご興味を持たれた方は、ぜひ次回応募してみてください!