こんにちは。ラクスルで技術広報を務める松本です。 今日は 『オンラインでも社内ハッカソンを盛り上げるために、ZoomとMeetを駆使して、匿名コメントを登壇画面に流しこむ』ための裏ワザをご紹介します
- ラクスルアドベントカレンダーを運営しています。 qiita.com
-技術広報アドベントカレンダー13日目を担当しています。
Hackweekとは
ラクスルでは、年に1度「エンジニア起因でプロダクト開発を行うハッカソン”HACKWEEK”」を開催しています。コロナ禍でも、オンラインにてチームが集って開催を続けてきて、今年で5回目の開催となります。
「技術的チャレンジ・学び」「イノベーションの創出」「事業部間/エンジニア間での知見の共有」を行うことを目的として、エンジニアが開発に打ちこむわけですが・・毎年期間が限られたHackweek中にエンジニアの皆さんがプロダクトやアイディアの種を生み出すこのお祭り。たった3日間でこんなものを作ってしまうのか!と毎年驚かされる個人的にも大好きなお祭りです。
期間中の盛り上がりは、こちらをご覧ください
内容
以前は、対面で全員で集合して盛り上がっていたこのイベントも、2020年以来オンラインでの開催を余儀なくされています。
オンラインでもなんとか盛り上がって臨場感を出したい!という想いから運営チームであつまって与件を洗い出します。
◆実現したかったこと
- オンラインでも盛り上がっている感をだすため、コメントやスタンプを画面に流したい
- 匿名で気軽に参加できるコメントスクリーンを使いたい
- オンラインでも盛り上がっている感をだすため、効果音を入れ込みたい
- 司会(2人)が写っている間は、全画面ピン止めしたい、かつ、コメントを流したい
◆与件
- 登壇者がたくさん(ベトナムからの参加含む全22組)いるので、ウェビナーでの開催は難しい
- ギリギリまで登壇資料/VTRなど作成しているため、直前の変更に対応しなければならない
- コメントスクリーンはDLしたPCで全画面共有しないと、作動しない(ぱっと教えても、うまくいかないことが多い)
- 通訳いれるのでZoomはMUST
- 予算はほとんどない
しかし、登壇者がたくさんいる状況でコメントを画面上に流しこむのは、なかなか難しい仕様。コメントのために、ヘルプデスクに申請して全員のPCにDLしてもらうのは・・難しそう。さてどうやったらできるのか・・とOBSやYOUTUBE、匿名をやめてSlackと併用するか・・など試行錯誤し、運営リハを重ね実現した方法がこちら。
配信詳細
①ウェビナーを使わずに、司会(2人)が写っている間は、全画面ピン止めしたいという要望を叶えるために、ZoomでMeetをモニターを全画面共有。これでコメントが流れます
②登壇者はZoomに入り、声だけでプレゼン。これによって、プレゼン中のスライドにもコメント流すことが可能になります
③どうしても自分で資料めくりたい!というメンバー向けに 別室でのプレゼン用PCをセットし別室でプレゼン
④通訳はアフリカから参加
⑤ZoomとMeet両方に入っていると、音声が片方しか聞こえない仕様になっているので携帯別のアカウントからZoomに入り、現地の音声を拾っていました。
という、かなり複雑な状態での運営となりました!イベントにトラブルはつきもの。 幾つかのトラブルはありましたが、なんとか無事に終了!!
失敗談
ちなみに失敗した案を書き留めておくと・・・
A:PC2でモニターを使わない
コメントスクリーンの特性上、全画面共有モニターなしだと次の投影資料準備ができずスムーズな進行とはならないため×
B:Meet×Meetでの配信
- Meetはタブ共有でしか、音声が入らない
- コメントスクリーンは全画面共有でしか、コメントが表示されない
- つまり、相性悪くて×
C:Zoom×Zoomでの配信
- 1つのPCで2つのZoomには入れない。シークレットウィンドウ使って、ブラウザでZoom入ってみたけれど音声や画面切り替えがうまくいかなかった
余談
Hackweek本番当日は、筆者本人はコロナ感染療養中のため、PC2のコントロールを担っていたにも関わらず、自宅からの参加となりました。 打ち上げのお弁当食べたかったな。
また、Hackweek中に取り組んだプロダクト開発についても幾つかBlogがでているまとまっているのでぜひご覧ください!
きっと、もっと簡単簡単に全ての要件をかなえられるのかもしれませんが・・・ よい方法があったらこっそり教えてください!
最近リリースした、ラクスルのエンジニアサイトもみてね!